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zoom RSS 口腔内の衛生改善で心疾患を撃退

<<   作成日時 : 2009/06/07 04:47   >>

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アイルランドの研究グループが、口腔を通じて心疾患を治療する新しい方法の開発を試みている。「口腔内の細菌が心血管疾患をもたらす機序の理解を目指している」と、王立外科医学院(ダブリン)のSteve Kerrigan氏は述べている。この知見はダブリンで開催された総合微生物学会(SGM)で発表された。
 歯茎からの出血があるような口腔内の衛生状態が悪い人は700種類を超える細菌に侵されており、細菌が血液中に入り込むと、血小板との相互作用により血栓が形成され、血管の閉塞を引き起こすことがあるという。研究チームは、この相互作用を防ぐ新しい薬剤の開発を試みている。「現在の治療法は積極的な抗生物質の使用だが、これには耐性菌の出現という問題があり、抗生物質を使用しない方法が最善といえる。細菌が血小板の凝集を引き起こす方法を突き止めることができれば、新たな治療標的となるはずだ」とKerrigan氏は述べている。

 口腔内によくみられる連鎖球菌の遺伝子分析から、細菌の血小板への付着を促す複数の蛋白(たんぱく)が特定されており、研究チームは現在、数種類を標的として研究を行っているという。

 米国歯科医師会(ADA)の歯周病専門医Sally Cram氏は、「歯周病と心疾患との明確な因果関係を示した研究はないが、口腔内の感染症と健康状態との強い関連を示す研究はいくつもある。この関係は確証されているわけではないが、患者には、1日5分のケアで歯周病を予防できるなら実行する価値はあると話している」と述べている。Cram氏は1日2回のブラッシング、1日1回のフロスによるケア、定期的な歯科受診を推奨しており、特に心疾患や糖尿病の家族歴がある場合、歯周病予防は常識だとしている。

 米カロライナメディカルセンター(ノースカロライナ州)のPeter Lockhart氏によると、咀嚼(そしゃく)や歯磨きなどの日常的な行為により細菌は容易に血液中に侵入するという。同氏が今年(2008年)発表した研究では、歯科を受診した患者290人のうち、血液中に細菌が検出されたのは歯磨き後で23%、抗生物質を使用後に抜歯した場合で30%、抗生物質を使用しない場合で60%であったという。同氏はこのことから、心臓の内膜や弁が感染を起こす(感染性)心内膜炎を予防するためには、口腔内の衛生管理を重視する必要があると述べている。

原文

[2008年9月11日/HealthDay News]

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