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zoom RSS [がん共生時代]生活の質(5)口内ケア 歯科医と連携

<<   作成日時 : 2012/01/15 11:28   >>

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歯科医の西原和行さん(左)に正しい歯磨きの指導を受ける猪アキヨさん(右)


 抗がん剤や放射線治療を受けると、口内炎など口の中のトラブルがよく起きる。身近な医療機関で治療が受けられるよう、がんセンターと開業歯科医が連携する「静岡モデル」が注目されている。

 静岡県三島市の猪いのアキヨさん(73)は2010年9月、食道がんが見つかり、県立静岡がんセンターを受診した。放射線と抗がん剤の治療を受けることになったが、口の中をチェックした同センター歯科口腔こうくう外科の歯科衛生士から「治療前に歯医者さんにかかって下さい」と、自宅近くの西原歯科医院を紹介された。

 抗がん剤や放射線治療で体の抵抗力が落ちると、口内炎や感染症にかかりやすくなる。口内のばい菌が肺に入って誤嚥ごえん性肺炎を起こす危険も強まる。

 同科部長の大田洋二郎さんは10年前から、がん患者の口のトラブル予防に力を入れてきた。06年からは、入院前や退院後の患者が自宅近くで通いやすいよう、県内の開業歯科医との連携を始めた。現在、県内の歯科医の3割にあたる411人が、同センターの講習を受けた「連携歯科医」として登録されている。

 西原歯科医院院長の西原和行さんもその1人。歯肉を傷付けない正しい磨き方を指導し、入れ歯を直しながら「よくかめるようになれば、食べて元気になれるよ」と言葉をかけた。連携歯科医の講習では、心理療法士から心のケアも学ぶ。

 「治療前の不安な時に安心感を頂きました」と、猪さん。その後、毎回10分以上かけて歯を磨くようになり、治療開始後も口内炎はできなかった。入れ歯も快調。食事もよく取れた。

 がんセンターから連携歯科医へは、患者の病名や検査数値、どんな治療を受けるかなどの情報が提供される。西原さんは、「白血球の数値を含めた全身状態がわからないままの抜歯などは危険を伴うが、連携によって患者の情報が共有でき、安心して治療できる。がん治療の知識も増え、副作用を想定した治療ができるようになった」と話す。

 同センターの食道がん患者で口腔ケアを受けた患者は、手術後の肺炎の発症率が、口腔ケアをしない場合の3分の1に減った。食道がんのほか、他のがんで抗がん剤治療を受ける患者にも、連携歯科医による口腔ケアを年度内に始める。

 全国的な取り組み推進に向け、国立がん研究センターと日本歯科医師会は10年8月、がん患者の治療連携について合意を結んだ。(岩永直子)


(2011年12月1日 読売新聞より )

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