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妊娠時 歯の手入れ入念に

2009/01/29 03:33
YOMIURI ONLINE 2008.05.23 より。


以前、今は亡き父親と母親の総入れ歯を作ったことがある。今思えば私の最後の親孝行であったかもしれない。しかし、身内の治療ほどやりにくいものはない。お互いに甘えがでて、ああだこうだと言い合い、結局はけんか腰で治療をする羽目になる。

 父親はそれ程でもなく、結果的には、まあいい入れ歯ができたと思っている。「息子が作ったんですよ」なんて、近所の人に自慢していたらしい。

 大変だったのは母親の方である。何しろ母親と言うのは、息子なんて自分の分身ぐらいにしか思っていないので、ちょっとやそっとでは満足してくれない。あっちが痛い、こっちが曲がっているで、なかなか終わらない。

 その母が、「私は子供をたくさん産んだので、子供達にカルシウム分を全(すべ)て取られて、歯がボロボロになってしまった」とよく言っていた。そういえば、50歳前から総入れ歯だった記憶がある。

 正直、歯科医になる前は、子供を産むと言うのは、それ程大変なものなのかと思ったものである。いまでも、患者さんの何人かが同じようなことを口にするが、実はこの表現、学問的には正しいとは言えない。

 まあ、仮に母体からカルシウム分が子供に移ったとしても、そんなわずかなことでボロボロになるほど歯はやわではない。端的に言えば、妊娠、出産という環境の変化に、歯磨きがおろそかになっただけのことである。そう言っては身も蓋(ふた)もないが、つわりがひどければ歯ブラシだって口の中に入れるのも嫌だろうし、身体が重くなれば、洗面所に歯磨きに行くのさえ面倒になるだろう。

 お腹(なか)が大きくなると胃が圧迫されて、一度にたくさんは食べられない。そうすれば、必然的に間食を取る機会も増えてくる。さらに、酸っぱい物を頻繁に取るようになれば、まさにむし歯ができやすい環境を、自らが整えているというわけだ。

 加えて、妊娠時は歯周病になりやすい。これは、女性ホルモンの影響で歯周病菌が増殖しやすくなった結果である。そんな状況で歯磨きが十分できなければ、歯周病は悪化するのが当然である。

 結論を言えば、妊娠時にはむし歯にも歯周病にもかかりやすい環境にあることは確かである。だからこそ、歯の手入れは普段以上に念入りにやらなければいけない。

 こう考えると、私の母親が子供のために歯がボロボロというのも分からなくはない。何しろ8人も産んだのだから。でも、その代償に自分の歯を失ったというのでは、末っ子の私としてはいささか複雑だ。ねえ、おふくろさん。


(東京クリニック丸の内オアゾmc歯科医  安田 登)
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歯周病、がんのリスクが高まる可能性=研究

2009/01/29 03:32
ロイター 2008.05.28 より。

シカゴ 27日 ロイター] 歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果が27日明らかになった。インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表した。

 歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、がんを患う可能性が全体的に14%高いことが判明した。論文では「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のがんのリスク増大と大きな関連性があった」としている。

 これまでの研究では、歯周病で心臓病や糖尿病の発生リスクが高まる可能性が示されていた。

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虫歯の原因?悪い歯並びのデメリットとは?

2009/01/29 03:30
All About 2008.06.17 より。



毎日鏡を見るたび、もう少し歯並びがきれいだったらな〜。なんて思ったことありませんか? 私たちは、さまざまな原因で、歯並びが悪くなりやすいと言われています。悪い歯並びが、歯の健康に及ぼすデメリットについて、ガイドが解説します。

どうして歯並びが悪くなる?

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                 歯並びが悪くなる原因は、予防では回避できないことも多い


一般的には、大きく分けて次の3つが原因になると考えれれます。

遺伝の影響
受精の前の遺伝子情報の段階で、すでに歯並びが悪くなる情報(顎の骨の形や大きさ、歯の形態など)が含まれているため。


先天的な影響
受胎後の胎内での成長中の障害や、母体の健康状態や栄養などによって起こる病気などの影響で、歯並びが悪くなることがあります。


後天的な影響
生まれた後に起こる、病気や栄養状態、また乳歯や永久歯の虫歯の影響や、抜歯の放置、指しゃぶりなどの癖などが歯並びを悪くすることがあります。

自然に綺麗な歯並びになるは本当に大変なことなのです。



悪い歯並びによるデメリット歯並びが悪い場合のデメリットについては、次のようなものがあります。

虫歯になりやすくなる
特に歯と歯の間など、ブラッシングが困難になりやすい部分は、虫歯の温床となりやすい。


歯周病になりやすい
同じようにブラッシングが困難な隙間が出来やすく、特定の部分だけに歯周病が進行しやすい。


咬み合せのダメージを受けやすい
歯は、本来きちんと並んだ状態で、咬む際の力が分散されるようになっています。傾斜した歯などは、垂直方向に力が掛からないため、咬み合せの力がダメージとなることがある。


歯の被せ物が作りにくくなる
2本以上の歯を連結して作るブリッジなど、それぞれが同じような角度で生えていないと、連結することが出来ないため、将来的にブリッジなどが作れないことがある。


顎関節に影響を与える
口を閉じる際に、歯並びの悪い歯が邪魔になって、本来戻るべき位置に下顎がスムーズに納まらないことがあります。長期間にわたってこのよう状態が続くと顎関節症になることがある。


逆に歯並びが良い場合には、デメリットはほとんどありません。歯並びの修正は、矯正によって修正する方法と、被せ物などを利用して綺麗に見せる方法などがあります。


油断は禁物!大人になっても歯並びが悪くなる
永久歯での歯並びが完成しても、歯並びが変化してしまうことがあります。主に次のような場合は特に注意が必要です。

歯を抜いた後の放置
永久歯を抜歯した後に、放置すると前後の歯が傾いたり、咬む相手を失った歯が、伸びてくるなど、歯並びがずれてくることがあります。
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歯周病
歯周病により歯を支えている骨が溶けると、容易に歯が動きやすくなり、意外な方向に歯が傾斜していくことがあります。


歯ぎしり
就寝中などに毎日繰り返される歯軋りなどによって、特定の歯や歯並びが、ごく僅かに移動してしまうことがあります。上の前歯などは、次第に前方に拡がる傾向があります。

今回は、デメリットを中心に紹介しましたが、実際には多少歯並びが悪くても大きな問題にならない場合がほとんどです。さらに歯のお手入れしだいで、虫歯にならずに維持することも可能です。まずは自分の歯並びに合ったブラッシングを考えることが大切です。
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十分なオーラルケアが心臓の感染症を予防する

2009/01/29 03:22
健康美容EXPO 2008.06.25より。


心内膜や心臓弁にみられる危険な細菌感染である感染性心内膜炎(infective endocarditis: IE)は、細菌が血流に入ることで生じるが、IEの予防には歯や歯茎の十分なケアが欠かせないことが、米国の新しい研究によって明らかにされた。

今回の研究で、米カロライナメディカルセンター(ノースカロライナ州シャーロット)口腔医学部部長のPeter Lockhart氏らは、歯科を受診した患者290人を対象に、歯磨きなど歯にかかわる日常的な活動が、抜歯など重大な歯科処置と同程度にIEを引き起こすかどうかを検討した。研究結果は、米医学誌「Circulation」6月9日号に掲載された。

同氏らは、歯磨きを行った時、抜歯の際に抗生物質を用いたケース、または用いなかったケースにおいて血流に入る細菌の量(菌血)を分析。また、これらの行為の最中および前後に血液を採取し、IE原因菌を調べた。その結果、歯磨き時のIEに関連する菌血症発生率(23%)は、予想していたよりも抜歯時(抗生物質使用時33%、未使用時60%)に近かった。

Lockhart氏は「歯磨きで菌血症が生じる確率のほうが低いが、日常生活での頻度を考慮するとリスクは高くなり、365日1日2回の歯磨きによる菌血症は、歯垢取りや歯の充填などの処置を行う年1、2回の歯科受診によるものとかわらない。ただし、IEなど感染リスクがなければ一過性の菌血症に対する心配は不要である」と述べている。

また、同氏は「口腔衛生対策を怠ると、口腔内疾患は徐々にかなりの数増加し、著しく悪化する。膿瘍などの慢性感染や急性感染の原因は歯肉(歯茎)の疾患や虫歯(う食)であり、これらによって菌血症が頻繁に起き、心臓や他の病状などのリスクがあれば心内膜炎になるリスクが生じる」とも警告している。(HealthDay News 6月9日)

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抜けた後 選ぶのはあなた (2008年5月9日 読売新聞より)

2009/01/11 03:05
久し振りにメガネ店に行った。近くが急に見づらくなり、目の疲れもひどくなったからである。昔なじみの店主に検眼をしてもらうと、近視が弱くなって老眼が進んだそうだ。

 そうなると当然レンズを新しいのに換えなくてはならない。レンズの度は分かったが、さて、どのようなタイプにするかは、種類が多くてなかなか判断が難しい。用途によって異なるし、ガラス、プラスチックなど素材の違いもあって、素人ではすぐには分からない。

 「お任せしますよ」と言いたいところだが、使うのは自分だから一生懸命説明を聞いて、やっとのことで一つを選択する。ところが、まだ終わらない。今度はフレームである。やれやれ、メガネの選択でさえこんなに悩むのだから、歯が抜けた後の処置を選ぶのに、患者さんが迷うのも当然だと思った。

 歯が1本抜けたとき、どうしたらよいか。という前に、そもそも歯は何の役目をしているか。細かなことを除いて大雑把に言えば、食べる機能と、見栄えの二つである。奥歯が1本抜ければ噛(か)みづらくなるし、前歯が抜ければ見栄えが悪くなる。だから1本抜けた場所に、何らかの処置をしてこの二つの役目を回復しようとする。

 「先生、どうしたら良いんですか?」と聞かれると、私はいつも手のひらを広げて五つの選択肢を示す。そしてこう言う。「いいですか、いろいろ示しますが、選ぶのはあなた自身ですからね」

 歯が抜けて噛めなくなる、見栄えが悪くなるという現象は、歯科医が積極的に関与する「疾病」の類ではなく、むしろ患者さんの生活の質の向上を考えて対処すべき「障害」の一種である。そう考えれば、抜けたところに何をするかは、実は歯科医ではなく、患者さん自身が選ぶべきものだということがお分かりだろう。

 私の示す五つの選択肢とはこうだ。一長一短があるが、体に優しい順に、〈1〉何もしない(1本歯を失っても、噛む機能と見栄えに問題ないのならば、選択肢の一つ)〈2〉取り外しの義歯(部分入れ歯)〈3〉接着ブリッジ(両側の歯をわずかに削って、ブリッジを接着剤で固定する)〈4〉ふつうのブリッジ(両側の歯に冠をかぶせ、その間をつなぐ。歯を削る量が多い)〈5〉インプラント(人工歯根を骨の中に埋め込んで固定する)、である。

 機能回復の度合い、見栄え、かかる診療費などは、全くこの逆の順番となる。歯科医のアドバイスを受けながら一つを選択するが、間違っても「これでなければならない」などということはない。「ああ、面倒くさい! お任せします」なんて言わないで、十分に悩んでください。1本の歯の回復はそれだけ価値のあるものなのですから。

 (東京クリニック丸の内オアゾmc歯科医長、次は23日)

(2008年5月9日 読売新聞)
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